皆さんは自分のことが好きですか?実は、自分のことが好きな人ほど、豊かな人生を送っていると言われています。
それでは、どのようにすれば自分を好きになることができるのでしょうか。
自分を好きになる方法
自分を好きになることはとても大事なことです。
しかし、そのためにと言って、自分を見つめなおしたり、自分の心の考えていることをしっかりと理解したりと、意識を自分の内側に向けて行きがちではないでしょうか?
「自己肯定感」が人生を豊かにする
実は、自己肯定感が高い人ほど、人生を豊かに送っていると言われています。
自己肯定感とは、自分の存在やあり方を認めて、自分自身を尊重することができる感情のことです。
そしてこの自己肯定感は、他人に対する思いやりや励まし、周りの人や地域に対して貢献することで高まるとされているのです。
親切が自己肯定感を生む
少し考えてみてください。
電車で自分が座席に座っているとき、お年寄りの人が乗ってきました。ところが、そのお年寄りが座る席がありません。いつものあなたならどうしているでしょうか?
「どうぞ」と席を譲る人がいれば、知らんぷりをする人、寝たふりをする人、いろんな人がいると思います。
この時、断然席を譲るほうが、自分を好きになることにつながるのです。
これがたとえ、偽善だろうが、うぬぼれだろうが、「自分はいいことをした」という実感や爽快感を感じないでしょうか。そして、席を譲って自分が立っているのに、思いのほか立っているのがつらくないと感じることさえあるでしょう。
他人に親切にすることは、心に余裕が生まれてきます。そして、前向きな自分という自己像を持つことができるので、そのまま自分を好きになることにつながるのです。
情けは人のためならず
「情けは人のためならず」ということわざがあります。これは、「新設は他人のためではなく、回りまわって自分のためになる」という意味です。
なぜそうなるのかと言うと、他人に親切にすることで、自己肯定感が高まり、自分のことを愛することができるようになるからです。そして、自己肯定感はその人の幸福感を著しく高めることになるのです。
他人のために自分が犠牲になってでも貢献しようとしている行為そのものが、「自分は意味があって生きている」「私は価値があって生かされている」という自己肯定感を生み出します。活動的な人や世話好きな人は、みんなポジティブで幸せそうに見あえる人が多いのではないでしょうか。
反対に、あまり他人と接することもなく、一人閉じこもっている人は、どちらかと言うと自分に否定的で自分を好きになれない人が多いように感じます。
他人を傷つける人の末路
他人に親切にすることが、自分の自己肯定感を生み、自分のことを好きになることにつながります。
では反対に、他人を傷つけるとどうなるのでしょうか。
他人を傷つけると自分も傷つく
他人を傷つけることは、回りまわって結果として自分も傷つくことになります。
ある男性は、自分とは関係にない他人をことさらに敵視していました。電車でお年寄りが乗ってきても、「年寄は家でおとなしくしてろ」と言って荷物をドカッとおいて座らせないようにしたりするのです。他人をこのように敵視しながらも、心は満たされず、いつもどこかさみしそうにしていました。そのうち「自分は最低な人間だ。死んだほうがマシだ」と言い出し、リストカットをするまでに至ったのです。
内心では傷つけることは悪いことだとわかっている
他人を傷つけて、なんとも思わない人はいないのではないでしょうか。他人を嫌い、いじめ、傷つけることで、「自分は悪いことをしてしまった」という心理が働いてしまうのです。それが結果として、「自分はダメな人間だ」という、自己肯定感を下げるという結果につながってしまうのです。
自分のことを好きでいるためには、他人を傷つけないようにしましょう。
まとめ
自分のことを好きになるためには、自己肯定感が大事です。
そのためには、他人に親切にすることが、一番自己肯定感を高めることになります。
「他人に親切にできる自分は素晴らしい」と思えることで、自分のことをどんどん好きになっていくことができるのです。