『生前整理』『遺品整理』終活で今からやっておくべき大切な理由。家族に迷惑をかけないために

『生前整理』『遺品整理』今からやっておくべき大切な理由 生前整理

終活とは、もしもの時に向けて前もって準備しておくことで、前向きに残りの人生を生きていくための活動のことをいいます。

お墓やお葬式、あるいは遺産の相続などに関することがよく取り上げられますが、他にもたくさんしなければいけないことがあります。

中でも、「生前整理」は早いうちからやっておくべきです。

これをしておかなければ、遺族が故人の遺品整理をする際に、何を残して何を処分すればいいのかわからず、どうすればいいのか困ってしまうことになります。

家族に迷惑をかけないように、生前整理、遺品整理の大切さについて紹介します。

生前整理と遺品整理の大切さ

自分のもしもの時にむけて今から準備をしておく活動のことを終活といいます。

その中で、自分の荷物の整理をすることを「生前整理」といいます。

生前に整理するものは、モノだけでなく、例えば写真などの思い出やこれまでの人間関係、スマホやパソコンの中のアカウントやパスワードなどの情報など、多岐にわたります。

当然、財産についてもどのように残すか、あるいは手放すかを考え、その意思を示しておかなければいけません。

また、故人の残した遺品を整理することを「遺品整理」といいます。

故人が生前使っていたモノはもちろんのこと、写真などの思い出の品、生前に付き合いをしていた人との人間関係、スマホやパソコンに残っているデジタルデータなどを、遺族が整理していかなければいけません。

整理をしていなければ残された人が困る

家族が突然亡くなってしまったとき、その遺品を整理することに、多くの人が苦労をしています。

故人が使っていたモノ、たとえば服や靴など、生活用品はたくさん持っているのが当たり前です。

「自分はそんなにモノを持っていない」と思っていても、数えてみたら実は衣類だけで数百着あり、使っていないモノなどもたくさん出てきて、1000個以上のモノを捨てたというのは当たり前の話しです。

また、処分しにくいものとして「写真」などの思い出の品があげられます。

遺品整理をしていると、仏壇の引き出しの中から大事そうにしまってあった昔の家族写真が出てきて、処分してもいいのかどうか困るというケースはよくあります。

その写真に自分が写っていないからこそ、余計に処分に困るというのです。

近年では「デジタル終活」という言葉もよく聞くようになりました。スマホやパソコンは、今では日常的に使用しているものです。

もし、突然自分が死んでしまったとき、スマホやパソコンの中身を見られても大丈夫でしょうか。見られたくないというのなら、そのむねをあらかじめ残しておく必要があります。

家族が死んでスマホの中身を見たとき、知られたくない情報が遺族に知られてしまって、遺族間でもめたという話しも少なくありません。

反対に必要な情報なら、ノートなどにアカウントとパスワードを書き出して、残しておくようにしましょう。

スマホにロックをかけている人がほとんどだと思いますが、スマホのロックを解除できず、必要な情報が得られなかったり、あるいは仕事で使っているパソコンからデータを取り出せなかったりということもあります。

整理をしていなければ、多くの人が困ることになりかねないのです。

生前整理から学んだこと

ある男性の体験談です。

祖母が介護施設に入り、もともと住んでいたアパートを引き払うために、部屋の片付けをすることになりました。

母と一緒にアパートに向かってみると、そこにはとんでもない量のモノがあったそうです。

玄関には足の踏み場もないくらいんの靴があり、キッチンには大量の食材や食器、リビングには他愛料の本やチラシが積んであり、寝室には数百着の衣類がありました。

片付けをするにもどこから手を付けていけばいいかわからない。しかし始めなければどうにもならないという状況で、とにかく足元のゴミを片付けるところから始まりました。

続いて、いるモノと入らないモノの選別です。衣類や本、雑誌などは、ほとんど捨ててしまうことにして、キッチンの食器類の多くも処分することにしました。

連休中の3日間で多くのモノをゴミ袋に詰め込みましたが、それでもなかなか終わる気配はありません。

ただ捨てるだけなら、もう少し早く終わったでしょうが、なかなか作業が進まないのには理由がありました。

書類がどこにあるかわからない

この男性の体験談の場合、祖母は突然体調を崩して救急車で運ばれ、そのまま入院。そして退院したあとは介護施設に移ることになりました。

部屋の片付けを何一つすることなく、アパートを引き払うことになったのです。

特に困ったのは、書類が見当たらないということです。

アパートの契約書を初め、電話や電気料金の明細など、手続きをするにも書類がないので、どこに連絡をすればいいのかわかりません。

部屋を片付けながら、なにか書類が出てきたらそれを開いて確認し、それが必要なものかどうかを調べていかなければいけないので、相当な時間がかかってしまったのです。

一緒に住んでいれば、大事な書類はひとつの所に保管しておくなどの対策ができますが、今回のケースでは祖母がひとりで住んでいたので、そのような考えまでいたっていなかったようです。

モノをため込むメリット

この体験を通して男性は、モノをため込むことのメリットはないと言いました。

祖母を悪者にするわけでは決してありません。

しかし、モノをため込んでおくことは、周りの家族にも迷惑がかかるのです。

元気うちに生前整理をしておいて、必要のないものは手放しておくべきなのです。

この男性とは別のケースで、「遺品整理」をした人の話を聞いても同じです。

故人が生前にため込んだモノを整理し、処分することは、家族にとっては大きな苦労になることもあるのです。

特に、先述したように写真などの思い出の品が出てきたときには、捨てていいのか、それどころかそのまま処分すれば何か悪いことが起こるのではないかと変な気も起こってきます。

家族にとっては不要なものでも、本人にとっては大切なものかもしれないと思うと、安易に捨てられなくなります。

そうした故人を思う気持ちがあるからこそ、遺品整理は大変さを増すのです。

整理は本人にしかできない

自分のモノの整理は、自分にしかできません。

厳密にいえば、必要なモノかどうかは、その本人にしかわからないということです。

遺品整理のように、たとえ家族であっても他人である以上は、必要なものか不要なものかわからないから、整理に困るのです。

家族に迷惑をかけないためにも、今のうちから生前整理をしておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました