人間が生きていく中で避けて通れないのが、人間関係です。人生の悩みの中のほとんどが、人間関係ではないでしょうか。
逆にいえば、人間関係がうまくいけば、人生もうまくいくということです。
ここでは人間関係がうまくいく方法を『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』から紹介します。
また関連としてお金を稼いで人生うまくいく人がやっている8つの習慣も紹介しているので、そちらもあわせてご覧ください。
人生がうまくいく人がやっている「人間関係」8つの習慣
人生をうまくやって生きていくためには、人間関係は欠かせないものです。
しかし、悩みの多くは人間関係から始まります。
ここでは8つの習慣を紹介しますので、ぜひ実践してよい人生を送っていきましょう。
- 自分から先にフルネームを名乗る
- 「こちらへどうぞ」と声をかける
- 相づちを打って、相手の言葉を繰り返す
- 失敗談などを通して自然体の自分を見せる
- 「紹介してください」とお願いする
- 条件面に対しては慎重に対応する
- 名前とともにキャッチコピーを伝える
- 感謝やほめ言葉はストレートに伝える
1、自分から先にフルネームを名乗る
まずは自分から挨拶をして、しっかりフルネームを名乗りましょう。
いい人間関係を作っていくためには、何よりも「自分から先に」挨拶をすることが大切です。
これ以上大切なことはないといっても過言ではありません。
「挨拶」という漢字には、「心を開いて相手に迫る」という意味があります。
自分から心を開き、相手に接していくことが、上手なあいさつの方法なのです。
初めて会う人と今後も上手に付き合っていくためのあいさつの方法があります。
それは、「まず自分からフルネームで名乗ること」と「相手の話で盛り上がること」そして「次のアポイントをとること」です。
待っているだけでは、相手とコミュニケーションをとることはできません。
また、名字だけよりフルネームをしっかりと伝えることのほうが、相手に対してずっと印象が強く残ります。
さらに、相手の話で盛り上がることで、相手に対して興味がありますという気持ちが伝わります。
そして、「次のアポイントをとること」が最も大切です。
人は何度も会うことで、その人に対して好印象をあたえることができます。
「近々、ごあいさつにうかがってもよろしいでしょうか」と言って実際に訪ねましょう。
2、「こちらへどうぞ」と声をかける
自分で経験されたことがある人もいるでしょうが、「自分の居場所がない」と感じることは、とてもつらいことです。
パーティや飲み会など、とくに大勢の人が集まる場所で自分だけ知り合いがいないとなると、まるで「ここにはあなたの居場所はありません」と言われているようで、今にも逃げ出したくなるような気持になることもあります。
これではせっかく知り合えたとしても、それ以降付き合いをすることがためらわれてしまうおそれがあります。
そんな時には「こちらへどうぞ」と声をかけるようにしましょう。
これは、こちらが積極的に行動を起こしているように見えて、実際は相手にその行動をとらせています。
なので、無理やりな感じが全くなく、自然な形ですぐに受け入れられやすいのです。
「あなたの居場所がある」というメッセージをしっかりと伝えましょう。
3、相づちを打って、相手の言葉を繰り返す
「話し上手は聞き上手」ともいわれるように、自分のことばかり話をせず、しっかりと相手の話を聞くようにしましょう。
相づちをうてば、それだけしっかりと聞いてくれているという印象を与えてくれます。
また相手の言葉を繰り返して言うことで、「自分のことを理解してくれているんだ」と受け取ってくれます。
これは傾聴でも使われる技法で、相手の話を聞くうえでとても大切なことなのです。
たとえば、相手が「〇〇に行ってきました」と話をしたならば、「〇〇に行ってきたんですね」と相手の言葉を繰り返します。
そして合間で「なるほど」「そうなんですね」と相づちを打ちます。
これで相手は、「自分の話をしっかりと聞いてもらえている」と感じます。
「この人にまた話を聞いてもらいたい」と思わせることは、「また会いたい」に直接つながるのです。
4、失敗談などを通して自然体の自分を見せる
魅力的な人はどんな人なのでしょうか。それは、「カッコつけない自然体の自分」を見せている人です。
最近はセルフブランディングという言葉が流行っています。文字通り自分自身をブランディングすることで、自分の魅力を相手に伝えていくことが大切だといわれています。
しかし、ブランディングしようとするあまり、小さなうそを塗り重ね、大きなうそができあがり、本当の自分ではく無理やり作り上げた自分ができあがっていないでしょうか。
本当のブランディングとは、背伸びすることなくありのままの「自然体の自分」を堂々と見せることです。
特に、失敗談はできるだけ話したくないこともあるでしょうが、そのような話しの方が親近感を覚えます。
さらに、失敗談をきっかけに「これだけ成長しました」と言えるなら、それは大きなアピールになります。
失敗談を通して本当の自分を語ることができる人こそ、魅力的な人なのです。
5、「紹介してください」とお願いする
「あの人とつながりたい」「あの人と出会って話がしたい」と思うことはないでしょうか。
しかし、とくに有名人となれば直接会って話しをすることなんて奇跡のようなものです。
そんな奇跡も、積極的に行動することで出会うことができるのです。
「6次隔たり」という理論があります。これは「知人の知人の知人の……」とたどっていけば、6人で世界のだれとでもつながることができるという理論です。
世界中の人はどこかで必ずつながっているのです。どんなに有名人であっても、どんなに遠くにいる人でも、紹介があれば出会うことができます。
遠慮せずに「紹介してください」とお願いしてみましょう。
6、条件面に対しては慎重に対応する
いくら密接に関わり合いを持とうといっても、その関係にはメリハリが重要です。
人に対しては温かく接し、条件面に対しては冷たく厳しく慎重に対応しましょう。
簡単に考えていると、あとになってからトラブルに発展してしまうこともあります。
仕事やプライベートについて、たとえばお金の貸し借りや取引の契約など、「大丈夫、大丈夫」「なんでもいいよ」「いつでもいいよ」と対応していたらどうなるでしょうか。
人間関係を保つために、いい人を演じたくなります。しかし、こうした部分でいい人ぶっていると、トラブルにつながってしまいかねません。
条件には冷たくすることは、それだけ相手に対して真摯に向き合っていることの証拠です。
お互いのためにも、メリハリをもって行動しましょう。
7、名前とともにキャッチコピーを伝える
自分を相手に印象づけるためには、自分のキャッチコピーをつけるのがいいでしょう。
とはいっても、アイドルのように身振り手振りを交えてアピールする必要はありません。
例えば「○○の専門家」とか「○○の研究家」など、このように簡潔で短い言葉でサクッと伝えるのがポイントです。
「専門家といえるほとでは……」と謙遜したくなりますが、そこを思い切って口に出してしまいましょう。
口に出しているうちに、実際の自分の行動もそれに近づくために変わっていきます。
他人に覚えてもらいやすくなると同時に、自分自身の成長にもつながるのです。
8、感謝やほめ言葉はストレートに伝える
会話を気持ちよく続けるコツは、相手が受け取りやすい言葉を投げかけることです。
とくに感謝や褒め言葉は、ストレートにわかりやすい言葉で伝えるようにしましょう。
反対に、皮肉や自虐などネガティブなことばを言うときは、すこしオブラートに包んで表現する方がいいでしょう。
ネガティブな言葉はそのまま相手の気持ちもネガティブにしてしまいます。
また、感謝や褒め言葉などはストレートにつたえなければ、せっかく褒めたつもりでも相手がうまく受け取ってくれず、反対の感情で伝わってしまうおそれがあります。
いらない誤解を招かないように、言葉の伝え方には気をつけるようにしましょう。
最後に
人生がうまくいく人がやっている「人間関係」8つの習慣を紹介しました。
- 自分から先にフルネームを名乗る
- 「こちらへどうぞ」と声をかける
- 相づちを打って、相手の言葉を繰り返す
- 失敗談などを通して自然体の自分を見せる
- 「紹介してください」とお願いする
- 条件面に対しては慎重に対応する
- 名前とともにキャッチコピーを伝える
- 感謝やほめ言葉はストレートに伝える
生きていく上で人間関係はとても大切なものです。人間関係がうまくいくだけで、いい人生を送ることができます。
人との関わりの中で成長していくのが人間です。
ぜひこの習慣を実践していきましょう。