「お風呂の健康効果とは」正しい入浴方法やポイント、注意点も紹介

「お風呂の健康効果とは」正しい入浴方法やポイント、注意点も紹介 生活

寒くなるとお風呂が恋しくなります。

お風呂には、疲労回復やリラックス効果、冷え性改善など、たくさんのメリットがあります。

その反面、転倒やヒートショックなど我起きる危険性をもっています。

ここでは、お風呂による健康効果や、正しい入浴方法、注意点を紹介します。

お風呂の健康効果

毎日の入浴を、より効果的なものにしていくために、お風呂の健康効果について紹介します。

疲労回復・ストレス解消効果

体が温まると、筋肉や関節の緊張がほぐれてきます。

さらに入浴は「副交感神経」を優位にさせるはたらきがあります。

これによって、ストレス解消やリラックス効果が期待できるのです。

心身ともに疲れているときこそ、ゆっくり湯船につかってリラックスするのがいいでしょう。

快眠効果

質のいい眠りには、体の奥のほうの体温の低下が必要だといわれています。

入浴により、体がじんわりと温まると、血管が開いて熱が放散されやすくなって、緩やかに体温が低下していきます。

就寝時間の1~2時間前に入浴することで、スムーズに眠りに就くことができます。

冷え性改善効果

冷え性の人にとって、手足の冷えは深刻な悩みだと思います。

冷え性の原因はさまざまですが、入浴の仕方もそのひとつだといわれています。

入浴には、冷えた体を温めて結構を促す効果があります。

冷え性の人はゆっくり湯船につかって、体を温めるようにしましょう。

免疫力アップ効果

入浴には免疫細胞を活性化させる効果があるといわれています。

また、入浴によって体温があがり、全身の血行がよくなることで、血液によって運ばれる免疫細胞が全身に巡ります。

風邪をひきやすかったり、体調をくずしやすかったりする人は、免疫力アップのためにもよくお風呂にすかるようにしましょう。

正しい入浴方法

入浴するときには、どのようにすれば効果的なのでしょうか。

入浴方法

1、水分補給 まずは入浴前に、コップ一杯の水を飲んでおきます。

2、かけ湯 2~3分程度かけ湯をします。シャワーでもいいでしょう。

3、お風呂につかる 足先からゆっくりと湯船に入り、ぬるめのお湯に5分程度、肩までつかります。

4、体や髪を洗う 洗い場で体や髪の毛、顔などを洗います。

5、再度お風呂につかる 足先からゆっくりと湯船に入り、ぬるめのお湯に5分程度、肩までつかります。

6、水分をとる お風呂からあがったら、十分な水分をとります。

7、休息 30分~1時間程度、ゆっくり体をやすめてから、布団に入りましょう。

ポイント

入浴前後に水分補給

入浴をする前後には、コップ1~2杯(200~300ml)の水分を必ずとるようにしましょう。

スポーツ飲料でもいいでしょう。

脱水症状をおこさないように、十分気をつけなければいけません。

40度程度のお湯に約10分

リラックス効果を狙うなら、40度程度のぬるめのお湯に、約10分程度入るのがいいでしょう。

「副交感神経」を優位にして、心身ともにリラックスすることができます。

足元からかけ湯をする

かけ湯をするときに、急に頭からお湯をかぶってはいけません。

ヒートショックを防ぐためにも、足元からゆっくりとかけ湯をするようにしましょう。

足元から心臓へと順番に近づいていくことで、血圧の急上昇を防ぎます。

お風呂は就寝1~2時間前にする

人の体は、体温が下がると眠たくなります。

質のいい睡眠のためには、就寝1~2時間前のタイミングでお風呂に入るのがいいでしょう。

眠る頃には体温が下がり、質のいい睡眠を確保することができます。

半身浴より「全身浴」

疲労を回復させたいなら、半身浴より「全身浴」をおすすめします。

体を温めて血流をアップさせる「温熱作用

むくみ解消効果のある「静水圧作用

筋肉や関節を緩めて緊張をとる「浮力作用

これらの効果を十分に発揮させるためには、全身浴がいいとされています。

ただし、心臓や肺に疾患がある人は、水圧がかからず、体温が上がりすぎない「半身浴」にするようにしましょう。

水素風呂にしてみる

水素風呂にすることで、体の芯までしっかりと暖まると同時に、湯冷めもしにくくなります。

また、肌が乾燥しにくくなって、いつまでもスベスベに保つことができます。

水素風呂は皮膚と呼吸からどんどん水素を取り入れるので、水素水を飲んだときよりも、何倍も水素を取り入れてくれます。

入浴による健康効果は、通常の時よりもはっきりと感じられるでしょう。

水素風呂「スパーレ」を使えば、自宅でも簡単に水素風呂にすることができるので、使ってみるといいでしょう。

水素風呂「スパーレ」を使ってみる

入浴の注意点

浴室は、転倒やヒートショックなどの体調の変化がおこりやすく、リスクの高い場所でもあります。

厚生労働省の調査によると、高齢者の浴槽内での不慮の事故の溺死及び溺水の死亡者数は4,724人で、交通事故死亡者数の2倍といわれています。

場合によっては命にかかわることもあるので、注意点についてはよく理解していきましょう。

特に注意すべきこと4選

長風呂

長時間の入浴は体温が上がりすぎる場合があり、体内に熱がこもりやすくなります。

それによって、「浴室熱中症」になる可能性があります。浴室熱中症とは、入浴中におきる熱中症のような症状です。

さらに、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まります。

空腹時・満腹時の入浴

空腹時の入浴は、水分不足や血糖値の低下、めまいや貧血などを引き起こす可能性があります。

また食後などの満腹時の入浴は、消化不良や自律神経の作用によって、眠気を誘発するために、注意が必要です。

転倒

滑りやすい浴室はもちろん、脱衣所での転倒にも注意しましょう。

床の泡をしっかりと洗い流す、脱衣所にはバスマットを敷く、といった対策を忘れずにしておきましょう。

急激な温度変化

急激な温度変化は、血圧が大きく変動する「ヒートショック」の危険を高めます。

入浴中の事故の多くが、気温の低い冬場に起っています。注意しましょう。

ヒートショックとは

ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変化したり、脈拍が大きく変動する現象のことをいいます。

脱衣所で衣類を脱ぐと、寒さで血管が収縮します。浴室はさらに寒いので血管はより収縮して血圧が上昇します。

その状態で湯船につかると、血管が膨張し、血圧が一気に低下します。

これによって、めまいや失神をおこしてしまうのです。

ヒートショックに関連する病気は、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などが知られています。

生活習慣病の人も注意が必要です。

「ヒートショックの予防と対策」安全なお風呂を楽しむための注意点も確認して頂き、安心安全なお風呂にするように心がけましょう。

こんな時はお風呂に入らない

注意点はほかにもあります。

  • お酒を飲んだあと
  • 薬の服用後
  • 体調が悪いとき
  • 睡眠不足の時

など、このような時にはお風呂に入らないようにしましょう。

足湯でもOK

忙しくてお風呂に入れないとき、お酒を飲んでいたり体調がすぐれなくてお風呂に入ることができないときは、足湯をするといいでしょう。

42~43度くらいのお湯を洗面器にはって、足をつけておくだけでも、温熱効果が期待されます。

お風呂で健康的な生活を

お風呂の健康効果、入浴方法や注意点を紹介しました。

お風呂は疲労回復やリラックス効果がある反面、転倒やヒートショックなどがおこる危険の高い場所でもあります。

毎日の入浴を安全に行うためにも、注意点をまもって正しい入浴方法を行うようにしましょう。

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